2019年2月13日(水) 開演:19時
主催:日本製鉄文化財団
予定枚数終了
特別協賛:三菱商事株式会社
- 至高のカウンターテナー初来日!めくるめく高音の官能―イタリア・バロック・オペラの神髄
- ポルポラからカルダーラ、そして名高いヴィヴァルディまで、イタリアン・バロックの魅力が花開く。
最先端を走るカウンターテナーと、同じく世界を牽引する古楽オーケストラの雄が日本で初の共演。
800席のホールで古楽を聴く贅沢と愉悦!
今回取り上げるのはイタリア・バロック・オペラのアリアです。そのほぼすべてが、18世紀に大活躍した「ファリネッリ」のニックネームで知られるカルロ・ブルスキ(1705-1785)のために作曲されたものです。特に技巧派だったファリネッリを想定しただけに、様々な声楽技法が組み入れられた作品ばかりですが、「現代のファリネッリ」サバドゥスに掛かれば、技巧を超えて、その音楽の本質的な美しさに触れていただくことができるでしょう。
共演するコンチェルト・ケルンは、紀尾井ホール2度目の登場。ケルンに本拠を置き、世界の主要都市から招かれ、バロック時代そのままの響きを今に伝える世界的な古楽オーケストラです。巧みにリードするのは、前回に続き日本人コンサートマスター・平崎真弓です。今回は、協奏曲でソロも披露し、ケルンの自由闊達な雰囲気を反映したこの情熱的なオーケストラの魅力を余すところなく引き出してくれます。
【お知らせ】ヴァイオリン独奏/コンサートマスターとして来日予定だったマルクス・ホフマンは急病のため来日が不可能となりました。ヴァイオリン独奏/コンサートマスターは平崎真弓のみ、またヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲は、平崎真弓とコンチェルト・ケルンのメンバー イエルク・ブッシュハウスがソリストを務めます。何卒ご了承ください。
NEWS!▶「美声とエレガンス~サバドゥス待望の初来日」文・後藤菜穂子(音楽ライター)
- 出演者
- ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)、コンチェルト・ケルン(古楽オーケストラ)
- 曲目
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- ダッラーバコ:合奏協奏曲 ニ長調 Op.5-6
- ヘンデル:アリア「オンブラ・マイ・フ」(歌劇「セルセ」HWV40/セルセ)
- ジャコメッリ:アリア「愛、義務、尊敬」(歌劇「シリアのアドリアーノ/ファルナスペ)
- ヴィヴァルディ:協奏曲 イ長調 RV158
- ヘンデル:アリア「愛する花嫁よ」、「風よ、旋風よ」(歌劇「リナルド」HWV7/リナルド)
- ヘンデル:シンフォニア「シバの女王の到着」(オラトリオ「ソロモン」 HWV67)
- カルダーラ:シンフォニア へ短調(オラトリオ「アベルの死」)
- カルダーラ:アリア「私はその善き羊飼い」(オラトリオ「アベルの死」/アベル))
- ポルポラ:アリア「哀れみは消え去り」(歌劇「アンジェリカ」/ティルシ)
- ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 Op.3-11 「調和の霊感」より
- ポルポラ:アリア「至高のジョーヴェ(ジュピター)」、「おお、これが運命か」(歌劇「ポリフェーモ」/アーチ)
- チケット料金(税込)
- S席9,000円【予定枚数終了】
A席5,000円【予定枚数終了】
学生A席2,000円【予定枚数終了】
ペアS席17,000円【予定枚数終了】
友の会ペアS席16,000円【予定枚数終了】 - チケットお取扱い
- 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休) - チケットお取扱い
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チケットぴあ(Pコード:119-134 セブンイレブン店頭購入方法)
ローソンチケット(Lコード:31320)
- お問合せ
- 紀尾井ホールチケットセンター tel:03-3237-0061(10時~18時/日祝休)
- 出演者プロフィール
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ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)Valer Sabadus, countertenor
水晶のような透明さをもつ性を超越した歌声で、世界をリードするカウンターテナー歌手の筆頭のひとり。
2012年、5人のカウンターテナー歌手が共演したレオナルド・ヴィンチの歌劇「アルタセルセ」のセミーラ役で一躍注目を浴び、国際的な名声を得た。この公演はナンシー、ローザンヌ、ケルン、テアター・アン・デア・ウィーン、シャンゼリゼ劇場、ヴェルサイユ王立歌劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウなど欧州各地で行なわれ、CD、DVDもリリース、数えきれないほどの賞を受賞した。同年、ソロCD「リローデッド・ハッセ」がドイツ批評家音楽賞を受賞。さらにエクサン=プロヴァンス音楽祭で上演されたカヴァッリの歌劇「エレーナ」がDVDとなり、国際的な喝采を受けた。
2016年9月にパリ・オペラ座でカヴァッリの歌劇「エリオガバロ」のジュリアーノ役、2017年1月はジュネーヴ大劇場で同じくカヴァッリの歌劇「ジャゾーネ」の主役を演じ、バーゼル劇場ではヘンデルの歌劇「アルチーナ」に出演するなど著名な歌劇場での主役級の出演が続いている。
レパートリーは、モンテヴェルディやカヴァッリらの初期バロック作品やイタリアの宗教音楽やオペラから、エンヨット・シュナイダーの現代作品まで多岐にわたる。
これまでにエコー・クラシック賞を2度受賞。ソニー・クラシカルと独占契約を結ぶ。CD「Sacred Duets(宗教的アリアとデュエット集)」「Händel goes wild」では、ソプラノのヌリア・リアルと息の合った演奏を聴かせている。日本公演プログラムとリンクした、コンチェルト・ケルンとのCDレコーディングもリリースされる。ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)Valer Sabadus, countertenor
©Henning Ross
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コンチェルト・ケルン(古楽オーケストラ)Concerto Köln
1985年設立、ドイツ・ケルンに本拠を置く古楽オーケストラ。情熱的な演奏スタイルと知られざる作品を探求し続けることがトレードマークとなっている。他にはない独自のサウンドで30年以上、ピリオド・スタイルの演奏を紹介しつづけている。著名な音楽祭や世界中の都市に定期的に招かれている。2015/16のコンサート・シーズンのハイライトは、ソプラノのレジネヴァとのドイツ国内ツアー、カルミニョーラとのプロジェクト、エスファハニ、ペーター・ダイクストラ指揮によるバイエルン放送合唱団、クリストフ&ジュリアン・プレガルディエン父子との共演がある。ノルウェー、フランス、スイスそしてオランダなどでマルコン指揮によるヘンデルの歌劇「アリオダンテ」、アウディ・サマー・コンサートシリーズでは、ケント・ナガノ指揮によるモーツァルト「イドメネオ」、ガブリエル・ガッリード指揮、カヴァッリの「ヴェレモンダ」などがある。
2017年新たなプロジェクトを発足、楽劇「ニーベルングの指環」全4作をヒストリカルなアプローチで演奏する。
CDも数多く、ルネ・ヤーコプス指揮によるモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」をはじめ、カウンターテナーが5名出演したヴィンチの歌劇「アルタセルセ」などでも絶賛されている。
現在、芸術監督をロレンツォ・アルペルトが務めるほか、2人の日本人ヴァイオリニスト平崎真弓と佐藤俊介およびロシア人のエフゲニー・スヴィリドフ、ドイツ人マルクス・ホフマンの4人がコンサートマスターを務めており、今回の公演では平崎真弓とマルクス・ホフマンがコンサートマスターを担う。コンチェルト・ケルン(古楽オーケストラ)Concerto Köln
©Giampiero Corelli
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